[レジリエンス]スタンフォードのストレスを力に変える教科書
“ストレスは良くない!!”
“ストレスは体に害を与えるだけなので、ストレスがない生活が一番幸せ!!”
このような考えが一般的だと思います。
現にストレスをなくす方法という本はたくさん発売されています。
しかし、本当にストレスって必要ないのでしょうか?
ストレスフルな状況から学んだことはありませんか?
この本には、ストレスから成長する(レジリエンス)ヒントがたくさん書かれています。
ストレスは今や私たちの生活からは切っても切り離せない存在になっています。
だからこそ、ストレスを利用して成長することで、この時代を生き抜いていきましょう。
スタンフォードのストレスを力に変える教科書
概要
原書:The Upside Stress
この本は専門家向けではなく、一般の人向けに書かれているのでとても読みやすい構成になっています。
また、私は読みながら内省をすることで新たな気づきや過去の記憶が頭(心)に浮かび感情を動かされました。
※レジリエンスやポジティブ心理学などを学んだことがある人にとっては当たり前にことが書いてありますが、綺麗にまとまっているのでこの本はこの本でいいと思います。また事前知識がなくても内容がすんなり頭に入ってくるので、周りの人に紹介するしたい時には候補にしてください。
著者 ケリー・マクゴニガル
スタンフォード大学で心理学の博士号を取得し、主に健康心理学者として活躍されています。
ケリー・マクゴニガルさんのTEDでのスピーチはたくさんの方に見られています。
ストレスには良い面がたくさんある
“ストレスは避けなければならない”と思っている人がほとんどだと思います。
でも、本当にストレスは悪者ですか?ストレスフルな状況の後でいい変化があったことはありませんか?
確かに、ストレスな状況下にいる時は辛いですよね。
でも私自身思い返すと、ストレスフルな状況下で辛いときに自分の今後の人生について考えて、その後の転機となる行動を起こしたことがありました。
また、そのときは辛くでも今思い返すといい経験だったと思えることがたくさんあります。
皆さんも何かしらストレスフルな経験から得た何かがあるのではないでしょうか?
人は一人では生きていけない
私はこの本を読んで”人は一人では生きていけない“という言葉が頭に浮かびました。
ポジティブ心理学でもよく言われている言葉で、他人のために何かをすることで、自分が幸せになる!というものです。
なんか損をしているような気分になるかもしれませんが、実際に他の人のために何かをすると気分がいいものですよね。
皆さんもそんな経験があるのではないでしょうか?
人は、一人では生きて行けないから助け合います。
助け合うことで、自分が幸せになるだけでなく、ストレス(逆境)から立ち直ったり、成長したりできる。
なんか素敵ですよね!
この本には、こんな生き方をするヒントがたくさん書いてあります。
まとめ
ストレス社会と言われている時代を生き抜く為には、ストレスといまく付き合うことが必須のスキルになってくるでしょう。
ストレスは、確かに悪い面があります。
でも、良い面もあることを知ることで、このストレス社会をたくましく生き抜く為にストレスを力に変えて自分を成長させる機会にしていければいいのではないでしょうか。